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親知らずを抜かなきゃ良かったと後悔しないために!後悔する理由と後悔しないポイントをお伝えします

親知らずを抜かなきゃ良かったと後悔しないために!後悔する理由と後悔しないポイントをお伝えします

親知らずが何らかのトラブルを抱えている場合には抜歯が必要になるでしょう。一般的に、親知らずを抜く際には、痛みや腫れなどの症状が出やすいとされています。抜くことをおすすめされたとしても、後悔する結果になるのではと不安になり、二の足を踏んでしまう方もいるかもしれません。親知らずを抜いたことで後悔する理由にはどのようなものが挙げられるのか、後悔しないためにはどうしたらよいのかなど、親知らずの抜歯について気になる点について解説します。抜歯を検討している方は、ぜひ参考になさってください。

親知らずを抜かなきゃ良かったと後悔する理由

親知らずを抜かなきゃ良かったと後悔する理由 初めて親知らずを抜歯する場合、本当に抜歯した方がよいのか、後悔することはないのかと心配になる方も少なくないのではないでしょうか? 親知らずの治療中に後悔する可能性はあるのか、また、抜歯後に後悔しやすいポイントなどについての質問にお答えします。

親知らずの治療中に後悔する可能性はありますか?
痛みや腫れ、むし歯のリスクなどといった理由によって、基本的には抜歯した方がよいとされている親知らずですが、人によっては治療中に後悔する可能性があります。強い不安感や緊張感があるまま治療に臨んだり、体調がすぐれないときに治療を受けたりした場合、抜歯時に迷走神経反射を起こして気分が悪くなることがあります。親知らずの治療を受ける際は、体調を整え、リラックスして臨みましょう。
親知らずの抜歯後に後悔しやすいポイントを教えてください
親知らずの抜歯後に後悔しやすいポイントとしては、ひどい痛みや腫れ、内出血や麻痺(まひ)、口臭トラブル、抜歯で誤って副鼻腔に細菌が入り込んで痛みや膿が出る症状が続く炎症(顎洞炎)、ドライソケットなどが挙げられます。
親知らず抜歯後のドライソケットとはなんですか?
ドライソケットとは、抜歯後の治りに異常がある状態のことです。親知らずの抜歯後の痛みはおおむね数日で落ち着いてきますが、ドライソケットの場合、激しく痛む状態が2週間以上続いてしまいます。本来は抜歯後にできた穴に血が固まり、かさぶたとなって歯茎に置き換わっていきますが、ドライソケットの場合、何らかの原因で血のかさぶたができず骨が露出した状態が続くことによって、感染症を引き起こしやすくなります。ドライソケットになる確率は、すべての抜歯において3%程度だといわれており、下の歯の親知らず抜歯後に起こることが多くなっています。

親知らずの抜歯について

親知らずの抜歯について 抜歯をする方がよいといわれている親知らずですが、なぜお口の中に自然と生えてくるのに抜歯をすすめられるのか不思議ですよね。ここでは、 抜歯するメリットやデメリット、抜歯方法などについての質問にお答えします。

どうして親知らずは抜歯をする方がよいと言われているのですか?
親知らずが生えていない場合やまっすぐ生えている場合であれば問題はありません。しかし、親知らずが斜めに生えていたり、歯茎から少しだけ出ていたりすると、智歯周囲炎と呼ばれる親知らず独特の炎症になる危険性があるため、抜歯した方がよいといわれています。斜めに生えていたり歯茎から少しだけ出ていたりする状態では、歯垢が溜まりやすく、むし歯もできやすくなります。まっすぐ生えていない場合はうえの歯と噛み合わないため、基本的には抜歯をすすめられることが少なくありません。
親知らずを抜歯するメリットを教えてください
親知らずを抜歯するメリットとしては、歯磨きがしやすくなり、歯周病やむし歯、口臭トラブルのリスクを減らせることが挙げられます。また、生え方にもよりますが、親知らずがほかの歯を圧迫することがなくなるため、歯列に影響が出る心配もなくなります。
親知らずを抜歯するデメリットを教えてください
親知らずを抜歯するデメリットとしては、親知らずがまっすぐに生えそろっていればほかの歯と同じように使っていけますが、抜いてしまった場合、嚙み合わせに使用できなくなることが挙げられます。また、抜歯してしまうと、親知らず以外の歯を抜かなければならなくなったときに、自身の歯である親知らずを移植できなくなります。
親知らずを抜歯しなくてもよいケースはありますか?
親知らずがまっすぐに生えていて、親知らず周辺にむし歯や歯周病がない、歯磨きが行き届いている、歯並びに影響がない、そもそも生えてきていないなど、特にトラブルもない場合には、抜歯しなくてもよいでしょう。
親知らずはどのように抜歯しますか?
親知らずの抜歯は、局部麻酔をした後に行われます。親知らずの生え方や状況によって抜歯方法は異なりますが、そのまま抜歯するだけでなく、歯肉の切開や骨を削る必要があることもあります。抜歯を終えた後は、切開部分の縫合が行われます。抜歯方法は人によってさまざまなので、抜歯前の問診の際に、歯科医師に確認するとよいでしょう。

親知らずを抜かなきゃ良かったと後悔しないためのポイント

親知らずの抜歯を後悔しないためには、どうしたらよいのでしょうか? 後悔しないために気を付けることや歯科医院選びのポイントについてなど、気になる質問にお答えします。

親知らずの抜歯前はどのようなことに気をつけるとよいですか?
親知らずの抜歯前は、親知らずの周囲をきれいにしておくとよいでしょう。親知らず周辺に食べかすなどが残った状態で抜歯を行うと、周囲の歯茎が炎症を起こし、麻酔の注射をする際に痛みを感じやすい、麻酔がなかなか効きにくいなどの原因になりえます。また、麻酔の効きが悪く追加で麻酔が必要になった場合、麻酔に含まれる血管収縮薬の影響により出血量が減少し、ドライソケットを引き起こす原因になる可能性もあります。以上のことから、親知らずの抜歯前は、入念に歯磨きを行うようにしましょう。

そして、親知らずの抜歯前には体調を整えておくことも大切です。抜歯前日は充分な睡眠をとり、心身ともに落ち着いて抜歯に臨むようにしましょう。

ドライソケットの予防法を教えてください
ドライソケットの予防法としては、強くうがいをしたり、何度もうがいをしたりしないように気を付けることが挙げられます。抜歯後の出血量には個人差があります。口内に血の味がするからといって強くうがいをしたり、何度もうがいをしたりすると、抜歯後の穴に血が溜まらいほか、溜まっていた血の塊を流してしまう可能性があります。抜歯後の穴に血を溜めることがドライソケットの予防につながるため、うがいには気を付けるようにしましょう。
親知らずの抜歯をする歯科医院の選び方を教えてください
親知らずの抜歯をする歯科医院は、精密な検査が可能で、抜歯についての説明をしっかりと行ってくれるところがよいでしょう。また、歯科医師が口腔外科医であれば、親知らずの抜歯を専門的に行っていて技術力も高いとされているため、なおよいといえます。

編集部まとめ

いかがでしたでしょうか。個人差はありますが、親知らずの抜歯後は、痛みや腫れがあるとされています。親知らずを抜歯して後悔したということがないように、抜歯する際は信頼できる歯科医院で行いましょう。また、抜歯前にはよく眠り、体調を整え、しっかりと歯磨きをして落ち着いて臨みましょう。抜歯方法は親知らずの生え方にもよるため、治療前に抜歯方法の詳細を聞いて、納得したうえで抜歯を行ってください。

参考文献

この記事の監修歯科医師
山下 正勝医師(医療法人徳洲会 名古屋徳洲会総合病院)

山下 正勝医師(医療法人徳洲会 名古屋徳洲会総合病院)

国立大学法人 鹿児島大学歯学部卒業 / 神戸大学歯科口腔外科 勤務 / 某一般歯科 7年勤務 / 国立大学法人 山口大学医学部医学科卒業 / 名古屋徳洲会総合病院  呼吸器外科勤務 / 専門は呼吸器外科、栄養サポートチーム担当NST医師

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